〇腰痛の原因は?
関節が痛む・・・その原因はいろいろありますが、
日本人で最も多いのは変形性関節症です。
年齢を重ねるとともに軟骨がすり減って痛みが発生します。
軟骨は、骨と骨との間にあり、クッションのような役割をするので、
これがすり減ってしまうと痛みが生じます。
もちろん、スポーツなどで靭帯、もしくは半月板などを傷めたときも痛みが出ますし、
関節リウマチ、感染性関節炎、痛風などの病気でも痛みが出ますので、
症状をよく観察することが大切です。
〇仙腸関節とは
仙骨と寛骨の間、骨と骨の継ぎ目の部分が仙腸関節です。
この関節は、強力な仙腸靱帯という靭帯によって前後から結び付けられていて、
大きな動きはしません。
しかし、とても重要な部分です。
骨盤は、上半身を支え、下半身を動かす軸となっています。
そのため骨盤がゆがんだり、加齢にともない傾いたりすると、
骨がゆがむこともあります。
その結果、腰痛の原因にもなりうるのです。
何らかの原因で、仙腸関節にずれや捻れが生じると、
骨盤全体がゆがんでしまいます。
骨盤のゆがみが、徐々に全身のバランスへと影響して、
頭痛や肩こりなど体の様々な影響を及ぼします。
また、骨盤は内側に内臓を納めてもいるので、
ゆがみがあると冷えやむくみもおこりやすくなります。
仙腸関節の痛みの特徴は、
仙腸関節のあたりを中心とする腰からおしりにかけての痛みです。
〇対策は
腰のバランスを整えることで、痛みが消えていきます。
筋肉のツッパリがなくなってきれば、
痛みも少なくなってきます。
さて、自分でできることは何かありますか?
よくご質問をうけます。
よく腰を回す、
前かがみや体を後ろに反る。
腰の回りの筋肉のストレッチングをよく
してくださいね。