腰痛について
腰痛の症状
- ・長期間にわたって腰に痛みを感じる
- ・痛みに波がある
- ・身体の奥に鈍い痛みを感じする
- ・安静にしているときでも腰に痛みを感じる
- ・腰が重くだるい
- ・レントゲンなどの検査をしても異常はない
身体を動かしたときだけではなく、安静にしているときにも腰に痛みを感じる症状が腰痛(慢性腰痛症)です。
腰痛は日本人の多くが経験する症状です。二足歩行をする人間の場合、背骨が地面と垂直になり上半身の重みを支える腰に大きな負担がかかるため、腰痛は宿命とも言えます。腰痛の原因を知って、痛みを解消しましょう。
腰痛の原因
背骨のゆがみ、普段の姿勢、血行不良などが腰痛の原因と考えられます。
背骨のゆがみ
猫背など背骨のゆがみは腰痛の原因と考えられます。
通常、首の骨や背骨はゆるやかなS字カーブを描いており、およそ5kgもある頭を支えています。
首の骨や背骨がS字に湾曲していないと肩や腰などにかかる負担が大きくなってしまいます。
すなわち、背骨で重力を分散する力が小さくなってしまい、周辺の筋肉に大きな負担をかけてしまい、その筋肉に疲労がたまり、炎症を起こすのです。
普段の姿勢
手と同じように、脚にも利き足があります。
利き足とは、動作の中心となり、正確で素早い動作ができる足のことであり、もう片方の足を軸足といいます。
例えば、ボールを蹴る方の脚が利き足になります。
他にも、一歩目を踏み出す脚が利き足と判断されます。
人は両足で立っていても軸足で体全体を支え、利き足を休ませています。
普段の歩き方や立ち方にこのような左右の差が大きくなることは腰痛の原因となると考えられます。
血行不良
腰痛の原因として、筋肉への血の巡りが悪くなっていることが考えられます。
長時間同じ姿勢でいたり、中腰などの無理な姿勢を続けると腰の周りの筋肉が緊張して、時間の経過とともに筋肉が疲労し、血行が悪くなって腰に痛みが起こります。
腰痛の対処法
正しい姿勢をつくる
同じ姿勢で長く立ち仕事する調理台などは、前屈みにならないよう補助台を置くなどして自分に合った高さに調節する工夫をしましょう。
また、パソコンなど長時間のデスクワークにおいても同様で、いすには深く座り、背骨を伸ばし、膝、足首が90度になるように高さを調節するなど、姿勢に気を配りましょう。
長時間のデスクワークの際には、1時間に1回は伸びをしたり、椅子から立ち上がったり、ストレッチをするなど心がけましょう。
靴の選び方やバックの持ち方も大切です。
ヒールの高い靴や厚底靴は避け、かかとが低く安定感のある靴を選びましょう。
荷物は、片側にだけ負荷がかからないリュックサックがおすすめですが、バッグを片手で持つときは、こまめに左右持ち替えるように気をつけましょう。
腰を温める
慢性的な腰痛の場合は、温めて血行を良くすると効果があります。
ホットパックや使い捨てカイロなどで腰を温めたり、ぬるめのお湯にゆっくりとつかったり、しっかりと温めることも効果的です。
筋力アップ
日頃から、腹筋と背筋を鍛える運動を心がけましょう。
仰向けに寝た状態で腰の下にたたんだタオルを当て、自転車を漕ぐように空中で足を回す動作は、腹筋と背筋を同時に鍛えることができます。
ただし、腰の痛みがあるときは無理をしないことが大切です。
ストレッチを行う
筋肉が硬くなると、骨盤や股関節がゆがんでしまいます。
そうすると骨盤につながる背骨や下半身のバランスも崩れてしまいます。
そこで股関節をストレッチすることで、股関節周辺の筋肉を柔らかくし、ゆがみを矯正することが重要です。
ストレッチには血流を良くする効果もあります。
股関節のストレッチを行うことで、腰やお尻、太ももと言った大きな筋肉を動かすことになり、大きな血管にも刺激が加わります。
そのため、身体中の血流が良くなります。
ビタミンB1とビタミンE
腰痛は筋肉や神経が疲れて起こることがあり、食事を見直すことで腰痛が改善することもあります。
ビタミンB1やビタミンEは疲労を取ってくれるため、豚もも肉やアーモンドなどビタミンB1やビタミンEを多く含んだ食べ物を摂るといいでしょう。
その他、セルフマッサージや、自分に合った枕や寝具を選ぶこと、疲労やストレスをためないこと、栄養バランスの良い食事をとることなども心がけるようにしましょう。
それでも、腰痛が解決しないときは、ひとりで悩まず整骨院に行ってみましょう。
整骨院では手技療法によって、筋肉を緩めたり、可動域を広めたりすることで本来の筋肉の働きや体の動きができるように促していき、痛みの緩和および治癒を促進します。
八千代市緑ヶ丘の整骨院
みうら整骨院