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整骨院の正しい選び方

整骨院の正しい選び方

日常生活やスポーツ、仕事などで骨折や脱臼、捻挫などをした場合は整骨院に行きます。しかし、整骨院ならどこでもいいわけではありません。整骨院にも良い整骨院と、そうでない整骨院がありますが、整骨院は何を基準に選べばいいのでしょうか。良い接骨院でないと、治りが遅かったり、ひどい場合は治らずに、他の治療院に行くはめになることもあるかもしれません。ここでは、整骨院の正しい選び方について解説します。
 

失敗しない整骨院の選び方

カウンセリングをしっかり行っているか

整骨院では患部の検査はもちろん、患者のカウンセリングを行うことも大切です。骨折や脱臼して整骨院を訪れた人は、少なからず興奮状態だったり、場合によっては軽いパニック状態を起こしていることもあります。そのため、心のケアを含めたカウンセリングも必要です。

怪我の状態がひどかったり、痛みが激しい場合はもちろん、スポーツをしていて怪我をした場合は、「試合に出られないのでは?」といった不安もあるでしょう。また、仕事中の怪我であれば、会社にどう説明すればいいかとか、怪我のために仕事ができなければ、どうなるのかといった不安もあるはずです。そのため、整骨院では検査とともに、患者を安心させるための、カウンセリングもしなければなりません。

患部以外にも気を配っているか

骨折や脱臼をした場合、実は別の箇所にも打ち身などがあるケースもあります。たとえば、外から見える症状は膝の怪我だけだとしても、腹部に打撲があるといったことも考えられます。そのため、どういう状況で怪我をしたのか、詳細に聞いて対処することが大切です。整骨師が膝の治療ばかりに気を取られ、実は腹部に打撲による内臓損傷があったりすると、取り返しのつかないことにもなりかねません。

料金体系は明瞭か

施術を受ける側にとっては、料金が安いに越したことはありませんが、安ければ十分な施術を求めるのは困難でしょう。だからといって、高ければ施術内容が良いというわけでもありませんが、どういう症状でどんな治療をすれば〇円になるという、明確な料金体系がある整骨院のほうが安心できます。

国家資格保持者が明確であること

整骨院を開業するには、柔道整復師の国家資格を持つ施術師がいることが条件となっています。そのため、整骨院に複数のスタッフがいる場合は、どの人とどの人が柔道整復師の資格を持っているのか、ハッキリしないと患者は不安になります。そこで、名札で国家資格保持者かどうかわかるようにしたり、施術院の壁などに、柔道整復師の写真を掲示してある整骨院なら、安心できるでしょう。

整骨院に勤務するスタッフ全員が、柔道整復師の資格を持っている必要はありません。ただし、柔道整復師の国家資格を持っている人は、医学知識もあり施術の腕も確かなので、患者から見て有資格者がすぐにわかるのは大切なことです。

アフターケアは十分か

患者にとっては、施術後のアフターケアも気になるところでしょう。施術は1回だけではなく、数回程度通うことが多いのですが、場合によっては予想以上に、治療に時間がかかることもあるかもしれません。そんな場合のアフターケアについて、整骨院の明確な指針が示されていると患者は安心します。アフターケアの詳細な内容について、整骨院の待合室の壁に貼っておくとか、ホームページに記載してあれば、信頼できる整骨院と見ることができるでしょう。

通いやすい場所にあるか

整骨院に通うためには、通いやすい場所にあるかどうかも重要です。整骨院が自宅の近くや会社の近くにあったり、通勤途中の駅にあるなど、通いやすい場所にあることも、一定期間通院することを考えると大切な条件となります。
 

整骨とはどんな治療法か

整骨は、江戸時代から受け継がれてきた、日本の伝統的な治療法です。整骨院での治療は、東洋医学を主体とした、日本の伝統療法である「ほねつぎ」に、西洋医学の神経学、解剖学、生理学、病理学を取り入れたものです。カイロプラクティック、整体、マッサージと混同されることもありますが、整骨は柔道修復師という、国家資格を持った人しか行えない施術法です。

カイロプラクティック、整体、マッサージとは違いますが、一部にこれらの技法も取り入れており、患者の状態によっていろんな技法を組み合わせて治療を行います。整骨院では骨折や脱臼、捻挫などの負傷箇所の治療のほか、手技療法によって、筋肉の凝りをほぐして血行を良くする療法も行います。

また、体の状態によっては、血行が良くなるだけで症状が改善することも多いので、手技療法はよく使われる技法です。また、整骨院では低周波治療器もよく使われます。低周波は、電気的な刺激により血行を促して患部の痛みを鎮め、疲労回復や筋肉、骨の萎縮予防にも役立ちます。

整骨では頭部や背骨、骨盤の矯正も重要です。頭部は、頭マニと呼ばれる方法で頭や目の周囲の血行を良くし、目の疲れや頭痛を改善します。また、背骨や骨盤に歪みがあるとさまざまな不調の原因になるので、カイロプラクティックの技法を応用して、背骨や骨盤の矯正を行い、体のバランスを整えて健康な体を取り戻します。
 

柔道整復師とは

整骨院では柔道整復師が施術しますが、柔道整復師とは何でしょうか。柔道整復師とは名前から想像できる通り、柔道からきたものです。柔道の原型は柔術です。柔術をはじめとする武術には、殺法と活法があります。柔術とは投げ技や関節技、当て見、蹴り技などの徒手空拳を中心とした武術で、武器も使う総合武術です。

もともと、人を殺すための技ですから殺法と呼ばれますが、武術の中には負傷した人を治癒する活法もあります。柔道は、柔術の技の中から嘉納治五郎が、危険度の低い技を抜粋して作り上げたものなので、柔道の中に殺法と活法も引き継がれています。この活法が明治時代になって西洋医学と融合し、体形化されて近代的な柔道整復術となったのです。
 

柔道整復師の仕事

柔道整復師は、整骨院において骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷などを、柔道整復術で治します。柔道整復師の仕事は3つに分けられます。

1.整復

骨折や脱臼した負傷箇所を、元の状態に戻す施術です。

2.固定

骨折や脱臼した箇所を、包帯や三角巾などを使って固定します。

3.後療法

骨折や脱臼した箇所を整復し、固定したのち、怪我の回復のために、電気や低周波治療器などを使って物理療法を行ったり、筋力トレーニングなどの運動療法を行うものです。
 

柔道整復師の就職先

柔道整復師の就職先は整骨院が多いのですが、スポーツトレーナーとして活躍する人もいます。また、柔道整復師の資格があると介護の仕事もできるので、高齢者の介護や認知予防として、機能訓練指導もできます。柔道整復師の資格があると整骨院を開業できるほか、介護関連事業の運営を並行して行えるので、高齢化が進む現状では、ますます需要が増えることが予想されます。
 

まとめ

整骨院の正しい選び方は、まずしっかりカウンセリングを行うかどうかで決まります。次に、骨折や脱臼した患部以外にも、負傷箇所がないか気を配れることが大切です。また、負傷した際に腹部に衝撃を受けていることもあるので、注意が必要です。

また、料金体系が明瞭で、どんな症状で何の治療をした料金なのかが、明瞭にわかることも大切です。さらに、国家資格者が名札などでわかるようにしてあったり、アフターケアが十分なことも、整骨院選びのポイントになります。また、整骨院そのものの評価とは関係ありませんが、通いやすい場所にある整骨院を選んだほうが便利です。