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いつ治る?寝違えが治らないときの対処法

朝起きたら首が痛く、傾けることや回すことができないなどの経験はありませんか?
 

寝違えの原因と症状

症状

寝違えは朝起きたときに突然起きていることが多く、その症状は日常生活に支障をきたします。

首を一定の方向に動かそうとすると痛みが出る、また痛みで首が回らない、上下左右に動かせないなどが主な症状です。

通常の家事や何気ない動作も痛みでできなくなってしまいます。

周囲を確認する動作がある車の運転などは特に注意が必要となります。

また寝違えの程度により、頭痛や吐き気、痺れなどの症状がでる場合があります。

首だけでなく肩にかけて痛みを感じる場合も多く、肩こりと勘違いしてしまうという人もいます。
 

原因

寝違えは、首周りの血液のめぐりが悪くなり筋肉が硬くなってしまう、こむら返りのように首の一部の筋肉に痙攣が起きている、

首の関節(頸椎)に炎症が起こっている、などが原因となっていると考えられます。これらが単体ではなく重複している場合があります。

また筋肉だけでなく、筋肉を覆う筋膜や腱や靭帯までも痛めてしまうと捻挫をした状態になってしまいます。

このような現象が起こる要因は、その時々によってさまざまです。
 

枕や寝具が合っていない

多くの場合はこの寝ている環境による寝違えです。

寝ているときは適度に寝返りをうつことで首を動かし、長時間同じ姿勢でいることを避けますが枕が自分に合っていないと寝返りがうてません。

ベッドのマットレスは柔らかすぎると体が沈み込んでしまい、寝返りをうつのが困難になります。

うっかりソファで寝てしまった、といった状況も寝違えの原因になります。

寝るときの服装にも注意が必要です。窮屈な服では首だけでなく体全体を緊張状態にしてしまいます。

また、飲酒後や非常に疲れているときなどの睡眠は深く、あまり動くことなく同じ姿勢で朝まで寝てしまうことがあります。
 
  

気温

寒くなると体は熱をためるために緊張状態になり、筋肉が収縮します。首周りの筋肉にも同様の現象が生じます。

首をすくめた状態が常に続いていることと同じだと考えられます。     
 

慣れない動きや運動

普段しない動きや運動を行ったときに筋肉疲労がおきることで、筋肉が強い収縮を起こし痙攣している状況です。

こむら返りと同様のことが首で起こっているといえます。

激しい運動をする若い世代に最も多くみられる原因となっています。   
 

長時間の同じ姿勢

パソコンや作業を長時間続けることは、頭を一定の場所に保つために首の筋肉に負担をかけている状態といえます。

なにもしなくても普段から重い頭を支えている首です。パソコン画面を見続ける、下を向きっぱなしの作業をするなどの姿勢は

通常よりも負担が大きくなります。
 

慢性的に肩が凝っている

肩と首はつながっています。肩こりが続いているときには同時に首の筋肉も緊張しています。

肩こりが引き金となり寝違えにつながります。
 

ストレスを感じている

心配なことや気になることがあるときには、神経だけでなく体も緊張状態にあります。
 

内臓の疲労

食べすぎや飲みすぎで内臓の調子が悪いときにも寝違えやすいことがわかっています。
 

寝違えたときにやってはいけないこと

急な首の痛みから、どうにかしなくてはいけないと思ってしまうかもしれません。

自己流の判断で症状を和らげようと、痛むところを触ったりするとかえって悪化する恐れが生じます。

寝違えたと感じたときにやってはいけないセルフケアがあり注意が必要です。 
 

温める

お風呂で温める、温かいタオルを巻く、温湿布など
 

ストレッチやマッサージ

首を無理に動かそうとする、首や肩のマッサージなど

寝違えたばかりの時には、首周りの筋肉や関節に炎症が起きている可能性があります。

痛みが強いときには、入浴は湯舟に浸かることは避けたほうがいいようです。

温めることで炎症を助長させてしまうからです。

またもみほぐしたり、無理に首の運動をしたりすることも治りを遅らせる原因になります。
 
 

寝違えが治らないときの対処法

一般的に寝違えは3日~5日程度で徐々に快方に向かいます。

筋肉の炎症だけでなく、関節や靭帯にまで影響が及んでいる、捻挫の症状がみられるといった場合には1週間~それ以上の時間がかかります。

これらが平均の治癒期間の目安として考えてください。 
 
寝違えた初期にはまずは安静を保ち、動かさないことが第一です。

痛みが強い場合には湿布などで冷やし、炎症からくる痛みをおさえます。

消炎鎮痛剤の服用も効果があります。 

こむら返りで処方される漢方薬が、寝違えにも効果があることがわかっています。 

一時的にコルセットなどで固定することでも痛みが緩和しますが、長期間の使用は避けましょう。

痛い箇所の筋肉や筋膜に直接麻酔注射を打つ方法もあります。
 
少し痛みが引き首が動かせる状態になったら、温めて血行を促進し、筋肉をほぐすような軽いストレッチなどを試してください。

無理のない範囲で首を左右に傾ける、上下に動かす、ぐるぐると回す運動などが効果的です。 

この段階になるとマッサージも可能になりますので、肩から首にかけて適度な強さで行ってみるのもいいでしょう。
 
時間が経過したにもかかわらず、痛みの程度が変わらない、または強くなっている、別の場所にまで痛みが拡大している、などの症状や

頭痛、吐き気、痺れなどの症状が併発しているときには専門病院での診察をおすすめします。

寝違えと思っていた症状が別の怪我や病気である場合も考えられるからです。

頸椎椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍、関節リウマチなど深刻な病気の症状として現れている可能性もあります。

また頻繁に寝違えるような場合には、なにか他に原因があるかもしれません。

主にストレートネックや骨格のゆがみなどが考えられます。

整骨院では症状に合わせ、電気による施術、テーピング、手技、矯正などを行っています。

長引く寝違え、くり返す寝違えの症状を放置すると思わぬ不調を招きかねません。気になるときには専門家に診てもらうことも必要です。
 

寝違えの予防法

入浴の際には首まで湯舟に浸かり、温めて筋肉を柔らかくほぐしてあげましょう。 

寒い季節には首周りを冷やさないような服装がおすすめです。

マフラーやネックウォーマーなどで冷たい空気から首を守り保温すると、首周りの筋肉が凝り固まることを防ぐことができます。

寝るときにも部屋の温度を気にしてください。部屋が寒すぎると体が緊張した状態となり寝違えの原因になります。

暑さの厳しい夏のエアコンなども冷やしすぎに注意が必要です。

また長時間の作業などの際には適度に休憩を入れ、首周りのストレッチなどを行うことを心がけるといいかもしれません。

血流をよくすることで筋肉は柔らかくなりやすくなります。

これらを意識して行うことで、寝違え予防に期待ができます。 
 

まとめ

寝違えは男女、年齢関係なく誰にでも起こる症状です。

重症度により治るまでの期間に差はあるものの、基本的に自然治癒が可能です。

しかし、痛みがあり首が自由に動かせないことでしばらくは不便な生活を送らなくてはいけません。

少しでも早く治すためにも、正しいケアを行ってください。

普段から、予防となるストレッチなどで首周りの筋肉をほぐしておくことが重要です。

自分に合った寝具でリラックスして寝られるような環境づくりや適度な飲酒、ストレスを溜めないような生活を心がけてください。