危険!?足に合わない靴の影響について

足に合わない靴を履くと、足が痛くなるだけでなく、体のあちこちに支障が出ます。正しく歩行できなくなったり、姿勢が悪くなり、膝や腰を痛める結果となります。
 

靴擦れ

足に合わない靴を履いて、まず起こるのが靴擦れです。靴擦れは、特に新しい靴を履いたときに起こりやすいのですが、合わない靴で長時間歩いたり、凸凹道を歩いたりしても起こります。

靴擦れは、靴と踵が当たる部分が擦れて赤く腫れたり、水ぶくれができるのが特徴です。何度も靴擦れすると皮膚が固くなり、ハンマートゥや外反母趾になることもあるので、注意が必要です。

靴擦れは、踵に石鹸やワセリン、リップクリームなどを塗ることによって防げます。また、靴擦れ防止用の絆創膏を貼ったり、バンドエイドを貼るのも効果があります。

絆創膏やバンドエイドは、靴擦れができる前に貼るのがいいのですが、靴擦れで水ぶくれができてから貼ると、水ぶくれが破れることもなく、靴擦れの痛みも軽減されます。
 

外反母趾

靴擦れくらいならまだいいのですが、足に合わない靴を履いていると、外反母趾になるおそれがあります。

外反母趾は、足の親指が小指の方に曲がる病気です。外反母趾が進行すると、親指の付け根の関節が外側に飛び出して、靴に当たって痛みが生じます。ひどくなると親指が人差し指の下に入ったり、人差し指の上に乗ることもあるので注意が必要です。

外反母趾の原因はさまざまですが、女性に多い病気で、実に男性の10倍もの患者がいると言われています。

また、外反母趾は、遺伝によっても起こりやすくなります。といっても、外反母趾という病気が遺伝するのではなく、外反母趾になりやすい骨格が、遺伝するということです。

外反母趾は、合わない靴を長期間履き続けても、なることがあるので注意しましょう。特に、女性や遺伝的に外反母趾になりいやすい骨格の人は、合わない靴を履くのは絶対に避けるべきです。

外反母趾は、進行状況によって4つの段階に分かれます。
 

1.可逆期
外反母趾の初期です。足の親指が外側に曲がっても、手の指を使って元に戻せる状態です。
2.拘縮期
ある程度の期間外反母趾が続くと、関節や靭帯が縮むので、自分では親指を元に戻せなくなります。
3.進行期
親指の付け根の関節が、親指を曲げる筋肉の腱から外れてしまい、歩くときに親指に力が入ると、親指が外側に曲がるようになります。
4.終末期
外反母趾が進行すると、最終的に親指が人差し指の下に潜り込んでしまいます。こうなると、親指の付け根の関節が脱臼してしまうので、親指に力が入らず歩行が困難になります。

 

外反母趾を防ぐ靴選び

足に合わない靴を履くと外反母趾になりやすいので、外反母趾を防ぐには靴選びも重要です。靴のサイズを選ぶ際は、踵から靴に合わせて、つま先に1センチ程度の余裕があるものにしましょう。

また、靴の幅がゆるいと、つま先が靴の先に当たって、外反母趾になりやすいので、靴の幅はピッタリしたものを選んでください。ハイヒールは靴の先が細くなっており、しかも踵が高いために足先に体重がかかるので、外反母趾の予防を考えると、あまりおすすめできません。

また、革靴を履くなら、なるべく革の柔らかい靴のほうが、外反母趾予防になります。
 

外反母趾を予防するエクササイズ

外反母趾になる原因の1つに、足の指の筋肉の劣化があります。ここまで説明しましたように、外反母趾になる原因はいくつかありますが、足の指の筋肉が衰えると、さらに外反母趾になりやすくなります。

そこで、簡単に足の指の筋肉を鍛える方法を、ご紹介しましょう。このエクササイズは、とても簡単です。

まず、床にタオルを1枚置いて、それを足の指を使って手繰り寄せてください。広げたタオルを、足の指で手繰り寄せるだけですが、毎日続ければ足の指の筋肉を鍛えることができます。

足の指の筋肉は、普段鍛えることがないので、これだけでも十分に鍛錬になります。椅子に座って行うと、楽にできるのでおすすめです。

また、「足指じゃんけん」も効果があります。足指じゃんけんとは、文字通り足の指を使ってじゃんけんをするものです。

両足の指を思い切り開いた状態が「パー」、親指だけを動かすと「チョキ」、足の指を全部折り曲げると「グー」になります。

タオルの手繰り寄せも足指じゃんけんも、テレビを見たりスマホをいじりながらできるので、毎日短時間でも続ければかなりの予防効果があります。
 

むくみ

足に合わない靴を履いていると、足がむくみます。1日中足に合わない靴を履いて、夕方に足がむくむのを経験した人も多いでしょう。

きつい靴を履くと、足の血管やリンパを圧迫するためにむくみ、ゆるい靴を履くと靴の中で足が滑るので、指に力が入るため、きつい靴と同様に疲れやむくみが生じます。足のむくみを予防するには、足にピッタリ合う靴を選びましょう。

靴は、きつくてもゆるくてもむくみの原因になるので、つま先が1センチくらい空いていて、靴の幅がちょうどよいものがベストです。

ハイヒールは足の先が圧迫されるので、血流やリンパの流れが悪くなり、足のむくみの原因になります。

足のむくみを改善するマッサージ

足のむくみを取るには、以下のようなマッサージが効果的です。

1日中靴を履いていると、夕方には足がむくんでいます。このむくみを取るには、まず風呂に入って体を温めましょう。

温まったら、湯舟の中で足首からふくらはぎにかけて、ゆっくりマッサージします。

左右の足を、それぞれ5分くらいずつ揉んでマッサージすれば、かなりむくみが取れます。

むくみやすい食べ物

食べ物に気をつけることで、ある程度むくみを予防できます。

むくみの原因の1つに、塩分の摂り過ぎや水分量の過不足があります。特に、塩分の摂り過ぎはむくみ以外にも、さまざまな病気を引き起こすので注意が必要です。

ラーメン、味噌汁、漬物、ハムなどは、意外に塩分が多いので、あまり食べ過ぎないようにしましょう。

塩分を摂りすぎると、人体の自動調節機能が働いて、体内の塩分濃度を下げるために、体の中に水を溜め込もうとします。この状態がいわゆる「むくみ」です。

むくみ改善をする食べ物

カリウム カリウムには利尿作用があり、体内のナトリウムを排出してくれるので、むくみが改善します。カリウムは、アボカド、ほうれん草、かぼちゃ、昆布、わかめ、あさり、栗、アーモンドなどに多く含まれています。
クエン酸 クエン酸を摂取すると、新陳代謝が活発になるのでむくみの解消に役立ちます。新陳代謝がよくなれば、体内の老廃物が排出されるので、体の健康維持にも有効です。グレープフルーツ、レモン、パイナップル、プルーンなどに、クエン酸が多く含まれています。
ビタミンE ビタミンEには、体内のナトリウムや老廃物を排出する作用があります。モロヘイヤ、かぼちゃ、プルーン、アボカド、アーモンドなどに、ビタミンEが多く含まれています。
サポニン サポニンには利尿作用があるので、体内の水分を排出してくれます。サポニンは大豆、ごぼう、冬瓜などに多く含まれています。
ポリフェノール ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、血液をサラサラにして血行を促進します。そのため、老廃物や余分な水分が排出されるので、むくみが解消します。ポリフェノールはプルーン、玉ねぎ、赤ワイン、ブルーベリー、カカオなどに多く含まれています。

 

まとめ

足に合わない靴を履いていると、さまざまな影響が出ます。主な症状は靴擦れや外反母趾、足のむくみなどですが、靴が合わないことが遠因となって、肩こりや腰痛を引き起こすこともあります

。靴擦れや足のむくみ程度ならまだいいのですが、靴が合わないために外反母趾になると、歩行が困難になるので、靴を選ぶ際は、足のサイズに合う靴を選びましょう。