ぎっくり腰について
ぎっくり腰の症状
- ・急激で激しい腰の痛みに突然襲われた
- ・痛くて起き上がることすらできない
- ・安静にしていると徐々に痛みが和らぐ
- ・レントゲンなどの検査をしても異常はない
不意に腰に痛みが走り、痛くて動けなくなってしまう症状がぎっくり腰(急性腰痛症)です。
長期間にわたって鈍い痛みが続く腰痛(慢性腰痛症)とは異なり、ぎっくり腰は激しい痛みではありますが時間の経過とともにおおむね4週間以内に症状が治まります。
しかし、ぎっくり腰は身体から警告とも言われており、原因を知って、改善しなければ症状を繰り返してしまったり、症状が悪化してしまったりすることもあります。
ぎっくり腰の原因
腰に急激な負荷がかかったり、持続的に筋肉に負担がかかったりすることがぎっくり腰の原因と考えられます。
腰への急激な負荷
重いものを持ち上げようとすると腰には大きな負担がかかります。
その他にも、くしゃみをしたり、何かを拾おうとしたり、ふとした動作で腰に負荷がかかり、ぎっくり腰になることがあります。
持続的な筋肉への負担
腰への負担が大きい姿勢や動きをしたり、激しい運動を続けるなどすると筋肉に疲労がたまってしまいます。
このような筋肉疲労が蓄積していくと、ある時点で許容範囲を超えてしまい、筋肉が損傷し、激しい痛みが生じてぎっくり腰になることがあります。
血行不良
血流が正常な筋肉に負荷をかけると筋肉痛になりますが、血流の滞った筋肉に負荷をかけると腰痛になってしまいます。
通常、筋肉痛になると、筋繊維が断裂されて修復する過程で、筋肉は強く大きくなり、増強されます。
しかし、血行不良により、緊張して硬くなった筋肉に負荷をかけると、度を超えた筋繊維の断裂が起きてしまい、ぎっくり腰の原因になります。
ぎっくり腰の対処法
まずは安静にする
ぎっくり腰は突然激しい痛みに襲われます。
楽な姿勢になって安静にし、様子をみましょう。
また、ぎっくり腰になった当初は炎症を起こし、熱を持っている状態ですので、患部を氷などで冷やすことが大切です。
コルセットを利用する
コルセットは動きを制限し、腰を安定させます。
重度のぎっくり腰になったばかりの時などにはコルセットを利用することも有効です。
しかし、強い痛みのある状態を脱した後はコルセットを外し、本来の健康な状態を取り戻せるようにすることが大切です。
しばらくしたら腰を温める
血行不良はぎっくり腰の原因になります。
ぎっくり腰になった当初は冷やす必要がありますが、落ち着いたら腰を温めて血行を良くすることが大切です。
ホットパックや使い捨てカイロなどで腰を温めたり、ぬるめのお湯にゆっくりとつかったり、しっかりと温めましょう。
安静にし過ぎない
ぎっくり腰になった当初は安静にする必要がありますが、運動不足はぎっくり腰の原因になります。
動ける範囲で、できる限り日常の活動を再開していきましょう。
また無理のない範囲で軽い運動から始め、継続することはぎっくり腰の予防に繋がります。
ストレッチを行う
ぎっくり腰を予防するためには、腰周りやお尻周りの大きな筋肉のストレッチが効果的です。
また、大股で歩くことは手軽にできるのでおすすめです。
大股で歩くことで普段使えていない全身の筋肉を使うことができ、ストレッチにもなります。
ぎっくり腰を早く治療するために、ひとりで悩まず整骨院に行ってみましょう。
整骨院では手技療法によって、筋肉を緩めたり、可動域を広めたりすることで本来の筋肉の働きや体の動きができるように促していき、痛みの緩和および治癒を促進します。
八千代市緑ヶ丘の整骨院
みうら整骨院